ご挨拶

私共の大洞薬局は、私の母が昭和54年に、岐阜市芥見南山に「地域の相談薬局」として開業したのがはじまりです。
当時より市販の医薬品や化粧品の販売、ミルクやおむつの販売の他、育児相談や美容相談も行い、地域住民の健康相談薬局として営んできました。
その一方で、医療業界は「医薬分業」という大きな流れにより、各医療機関の門前に処方せん調剤を主とする薬局の建設が進み、地域のコミュニティとしての薬局機能、気軽に相談できる薬局の存在は消えつつある状況です。
また、小売を主とするドラッグストアも乱立し、インターネットでも一部の医薬品は購入できるようになりました。便利になった反面、いわゆる地元の「かかりつけ薬局」が姿を消している現状に、私たちは危機感を感じています。
このような時代だからこそ、「かかりつけ薬局」としての機能を大切にした“大洞薬局”新店舗建設へと至りました。

現在、大洞薬局には「本店」と「加野店」の２店舗がありますが、それぞれの地域で地域の実情に合わせた医療・介護の提供に取り組んでいます。両店舗とも「新型コロナウイルス感染症への対応や検査キットの販売」、「薬をもらいにくる事が困難な方への在宅医療」、「高齢福祉施設への薬の配薬」など、薬局に求められる新しい業務にも対応しています。
地域の方に必要とされる「安心のコミュニティ薬局」を目指し、私たち大洞薬局のメンバーはこれからも活動していきます。

代表取締役　薬剤師
高島 英滋